どこよりも分かりやすい!ファクタリングとは?

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中小企業の「これから」の強い味方、ファクタリングとは?

ファクタリング

はじめに

当ページでは、昨今注目されている資金調達方法であるファクタリングについて解説しています。

ファクタリングは、金融機関からの「借入」による資金調達ではありません。

ファクタリングとは、あなたの会社の「売掛債権」をファクタリング会社(ファクタリングを専門としている金融会社)に売却して、資金を調達する方法を言います。

実は、このファクタリングによる資金調達は、経済産業省も昔から推進している制度なのです。

なぜこれまで普及してこなかったのでしょうか?

地域の金融機関が行う貸付の約9割は、担保として不動産を設定しているとの統計が出ています。

ですが、今はこの流れが代わってきています。不動産の他、動産や売掛金も担保として認めようではないか。

不動産を持っていない中小企業にも、売掛金や動産などを正当に評価することによって積極的に融資を行うべきではないか。という流れになってきているのです。

この流れの中で、徐々にこのファクタリングに依る資金調達も普及してきました。

資金繰りの改善に大きく寄与してくれるファクタリングは、困ったときの強い味方です。中小企業の経営者であるあなたには是非とも知っておいてほしい制度です。

それでは、見ていきましょう。

目次(もくじ)

1、黒字倒産とは?代金を払ってくれない?

中小企業の経営者が毎日何を考えているかといえば、やはり「資金繰り」です。

「売上が増えていれば、会社は安泰」という考えをする人もいますが、会社の税務財務はそう単純ではありません。

「黒字倒産」という言葉をお聞きになったことがあると思います。

黒字とは、言わずもがな「収益-支出」がプラスになることを言います。

黒字だと会社にお金(収益)が残るため、倒産するとは通常は考えられません。

では何故、黒字倒産という言葉があるのでしょうか。また、実際に黒字なのに倒産してしまうケースが後を絶たないのはなぜでしょうか?

これは、収入と支出にタイムラグ(時間差)があることに起因しています。

ビジネスをしていればお分かりになると思いますが、売上と同時に対価がすぐに支払われるとは限りません。掛取引の場合、早くても翌月末、長い場合は翌々月末に支払いが行われます。

この支払いを受ける権利を債権、会計用語では売掛金といいます。

売掛金はお金を受け取る方が使う言葉で、一方、お金を支払う方は「買掛金」という言葉を使います。

この売掛金、たいていの場合は何か月後の入金が約束されている(書面などに明示されている)ことが多いのですが、取引先の急な業績悪化などによって、支払いが遅延したり、最悪の場合は売掛金の回収ができないことも十分に考えられるのです。

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2、でも、支払いは待ってくれない?

売掛金が回収できない場合、それを理由に毎月の決まった経費の支払いを待ってもらうことはできるのでしょうか?

できませんね。

オフィスの家賃、従業員の給料、外注費など、「売掛金が回収できなかったのなら、こちらも待ってあげるよ」と言ってくれるでしょうか?

残念ながら、そんな取引先ひとつもありません。

売上などの収益は遅延性がある一方で、支出は毎月決まったとおりに会社から出ていく。

そんな状態が続くと徐々に会社の首は回らなくなってきます。

最終的に資金繰りが出来なくなる。黒字倒産の憂き目に遭うか回避できるかは、「売掛金」を効率よく回収できるか否かに掛かっているのです。

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3、注目されるファクタリング

ここで、資金繰りに悩む中小企業の強い味方として、現在、注目されているのが「ファクタリング」です。

ファクタリングとは、あなたが所有している売掛債権(売掛金)をファクタリング会社が買い取り、支払義務のある会社に替わって代金を支払う制度です。

ファクタリング会社は売掛金を買い取った後に、支払い義務を持つ会社から売掛金を回収することになります。

このファクタリング、実は欧米では中小企業の当たり前の資金調達方法として定着しています。

19世紀末から20世紀初頭にアメリカで急成長・拡大したファクタリングも、日本ではそれほど浸透せずに現在に至ります。

その原因は主だったものとしては、「手形取引」の発展があげられます。ついこないだまで、会社会計の代表格である簿記の試験で手形が出題されていたくらいです。

1990年代のバブル崩壊後に手形取引の件数は著しく減少し、代表格のなくなった現金化、資金調達の方法として、ファクタリングが次第に注目されています。

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無担保・無保証・赤字決算でもOKなのがファクタリング!

ファクタリングはあくまでも売掛金の売買による資金調達方法であり、金融機関からの借入ではありません。無担保・無保証での資金調達が可能で、赤字企業でも利用できるのがその特徴です。

金融機関のような厳しい与信審査もありません。

逆に、ファクタリングの活用によって売掛金が無くなり、資金繰りは改善しますので、金融機関の信用度もアップします。

日本政策金融公庫や銀行などのつなぎ融資も活用できますが、融資実行までに時間がかかります。その点、ファクタリングによる資金調達は最短数日での実行も可能です。

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4、ファクタリングビジネスはなぜ成立するのか

いっけん、ファクタリング会社にはメリットがないように思えます。

ファクタリング会社の収益源は「手数料」です。ファクタリング会社によって手数料に差があります。

回収債権額の約5%~30%の手数料を設定しているところが多いようです。

なぜこのように手数料に幅があるかと言うと、その債権回収方法によって異なるからです。2社間ファクタリングか3社間ファクタリングによって、手数料はかなり違ってくるのです。2社間ファクタリングの方が手数料が高くなります。なぜでしょうか?

2社間は売掛先を介さずに売掛金の売買を行います。

2対して、3社間取引は売掛先も交えて売掛金の売買を行います。ファクタリング会社からすれば、2社間ファクタリングは売掛金の未回収リスクがありますので、その分の手数料を上乗せしているのです。

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5、ファクタリングもいくつかの種類がある。

一概に「ファクタリング」といっても、細かくはいくつかの種類があります。

(1) 保証ファクタリング

もともとは国土交通省が創設した「下請債権保全支援事業」にもとづき、取引先からの債権をファクタリング会社が保証するサービスです。

(2) 買取ファクタリング

本記事でお伝えした一般的なイメージのファクタリングスキームです。(1)より手数料が割高に設定さされています。バランスシートのスリム化を実現することができます。

(3) 国際ファクタリング

会社における債権と債務の関係は、国内だけにとどまるばかりではありません。債務者が海外企業、という場合も数多く発生します。その場合は、海外企業とのあいだに仲介力を持つファクタリング会社があいだに入り、ファクタリング案件をまとめる役割を担います。

6、欧米でのファクタリング活用の実例

ファクタリングは日本でも浸透してきたものの、まだ資金調達法としては馴染みが少ない取り引きです。

しかし欧米ではファクタリングの歴史が古いこともあり、当たり前のように行われています。

ファクタリングのファクターは仲介人という意味

ファクタリングの歴史は古く、16世紀にイギリスで行われるようになったといわれています。

主に、アメリカとの貿易に使われました。当時、イギリスから植民地のアメリカへと移住した人たちは、前借りした渡航費の返済や、植民地で必要な物資を購入するためにイギリスと貿易を行っていました。

このときに利用したのがイギリスのファクター(仲介人)です。

移住者はファクターにアメリカで得た毛皮や材木などをイギリスで販売する権利を与える代わりに、アメリカで不足している小麦粉や布、鉄器などを提供してもらう契約を行い代理人であるファクターを通じて商売を行っていました。

これが発生当時のファクタリングの、実例です。その頃イギリスでは毛織物産業がピークを迎えており、盛んに貿易が行われいたので、高い重要がありました。

その後、時代の流れとともに、少しずつファクターの役割が変わってきます。

単なる仲介業者として販売活動を行うだけでなく、製造業者に代金の前払いをするための信用調査も請け負うようになりました。

さらに19世紀になると、新しいファクタリングが流行するようになります。

ファクターが販売代理店だけでなく、売掛債権を担保に代金の前渡しを行うようになったのです。

現在の形になったのは20世紀から

20世紀になるとイギリスからアメリカへの繊維輸出が衰退したため、ファクターは販売代理店としての仕事を行わなくなり、資金提供と信用調査だけを行う現在のファクタリング取り引きへと変わりました。

それ以来現在に至るまで、一般的な資金調達手段として多くの中小企業が利用しています。

取引方法は日本と同じで、売掛債権をファクタリング会社に売却して現金を調達するというものです。

また、信用調査機関としての役割もありますから、ファクタリング会社が承認した取引先は安全度が高いという判断材料にもなります。

このため日本の会社が初めてアメリカに進出するときに、アメリカでの販売代金回収を安全に行うために、ファクタリングを用する日本企業も少なくありません。

このように古くは16世紀から、欧米ではさまざまな形でファクタリングが活用され、20世紀に入って現在の形に落ち着きました。

古い歴史があるためファクタリングに対して馴染みが深い取り引きです。

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7、まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

まだまだ日本では聞きなれない言葉であるファクタリング。日本の法人の大半を占める中小企業の資金繰りがこのファクタリングの活用によって楽になると、日本経済全体の活力向上にも役立ってくれるのではないでしょうか。

ただ、ファクタリングは通常の融資に比べて手数料が高いので、この点については慎重に検討する必要があるでしょう。

支払いまでに時間があるのであれば、公庫などの公的機関からのつなぎ融資をまずは考え、それでもだめな場合はファクタリグの活用を考えるとよいかと思います。

ただし、急を要する場合は倒産の憂き目に遭う前に、素早い対応が求められますので、迷わずファクタリングを利用しましょう。

資金繰り改善による倒産の回避や業績向上が期待できるファクタリングには、今後も注目していきたいものですね。

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