消費税はどうなる?ファクタリングと税金について

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消費税はどうなる?ファクタリングと税金について

債務先から売掛債権を譲り受け、現金化して債権先に渡すことで企業の資金繰りを助けるファクタリング。

ファクタリングを利用するときにしっかり理解しておきたいのが「税金との関係」です。

ファクタリングから資金を受け取ったときの、税金の仕組みはどうなっているのでしょうか。

ファクタリングと税金の関係についておさえましょう。

1.ファクタリングと消費税

まずは代表的な税金である消費税です。売上債権をファクタリング会社に提供した際、国税庁の見解をかみ砕くと以下の通りです。

本来、金銭債権(ファクタリングの場合は売上債権)を譲渡した場合、譲渡対価の5%を資産の譲渡等の対価の額として計算します。

ただ、「資産の譲渡を行った者が当該資産の譲渡等の対価として取得したもの」は非課税とする定めがあります。

ファクタリング会社から債権者が受け取った事業資金はこれに該当するため、非課税となります。

◇参考:国税庁ホームページ https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6405.htm

また、ファクタリングを利用することで債権者がファクタリング会社に支払う手数料も非課税です。

ファクタリングの手数料は相場10%~30%前後のため、ここに消費税が課税されるのか、課税されないかはとても大きいですね。

2.権利設定登記について

ファクタリングにおいて、すべての税金がかからないものではありません。

債権の所有者を債権者からファクタリング会社に移行するため、債権譲渡登記が必要になります。

一般的には、債権者の本社所有地の法務局にて譲渡登記の手続きを行います。債権譲渡登記と一言で言っても、細かくは債権譲渡登記、質権設定登記、延長登記などがあり、登記の種類によって事務手続きの時間も費用と異なっています。

申請の際は登録免許税として手数料がとられます。代表的な債権譲渡登記の場合、1件の債権の数が5,000個以下の場合は7,500円/件。

5,000個を超える場合は15,000円/件。収入印紙によって納付します。

3.法人税(所得税)について

ファクタリングは売上債権の現金化のため、会計処理上は「売上」であることに変わりはありません。

そのため、満期まで債権を有していても、時期を早めてファクタリング会社により現金を受け取っても、売上としての税金は課税されます。

株式会社であれば法人税、個人事業主であれば所得税や個人事業税です。

ここで気をつけなければいけないポイントは「決算」です。

決算によって法人税や所得税の額が(通期切り替えにより)リセットされるため、損失繰越のため赤字決算を進めている際はファクタリングの行使するタイミングに注意する必要があります。

4.税金の滞納があってもファクタリングは利用可能

ここから少し視点を変えて見ていきましょう。

よくファクタリングと比較検討されるのは、ビジネスローンです。

ビジネスローンは銀行などの金融機関からの「融資」のため、当該債務のほか、他の債務が残存している場合、また税金の滞納などがある場合は利用できない可能性があります。

対してファクタリングは「売上債権」という、そもそも会社が正当な営業活動により取得している権利です。

そのため、ファクタリングを利用するかどうかの際に、その法人(もしくは個人事業主)が税金を滞納しているかどうかは関係ありません。

唯一問われるのは、入金作業が阻害される「口座凍結の可能性のみ」。ファクタリングがとても便利な「経営者の味方」であることが伺いしれます。

ビジネスローンとの違いにもう一つ加えると、ファクタリングは負債の計上にならないため、ファクタリングの後でビジネスローンを検討することは可能です。

ファクタリングとビジネスローン、「どちらを使うか」ではなく、「どちらを先に使うか」という考え方も身に着けるようにしましょう。

5.納税資金にもファクタリングを活用しよう

ファクタリングと税金の関係はもう一つあります。

それは、そもそもの税金の納付タイミングでファクタリングを活用できる、ということです。

法人を持つ者の義務とはよくわかっていても、法人税や地方税を始め、税金納付のタイミングでのまとまった金額の請求はとても負担感があるもの。

法人税、消費税、源泉所得税などの納付で、売上債権のあるときはファクタリングを活用するようにしましょう。

「税金くらい滞納しても(たいしたことではない)」という経営者はいます。

ただ税金の滞納は不要な延滞税を生み出すにとどまらず、融資や資金調達といった経営上大切な局面で圧倒的なデメリットになります。

業績やバランスシートがどれだけ良くても、「税金を滞納している会社に融資や資金調達はできない」という恐れがあるためです。

ファクタリングの特徴を掴み、適切なタイミングで活用することによって、会社の発展にしっかりと繋げていきたいものですね。

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