銀行借入のタイミングは?事業投資は銀行でお金を借りてから行うべきその理由

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銀行借入のタイミングは?事業投資は銀行でお金を借りてから行うべきその理由

銀行借り入れの絶好のタイミングは、いつでしょうか?

答えは「今」です。

「今すぐ」です。

今、もしあなたが無借金経営で銀行や公庫との取引をしていないのであれば、今すぐにでも取引を開始しましょう。

業績が落ち込んでからは遅いのです。普通に事業を回せている「今」こそが絶好の借り入れのタイミングであり、かつ、もっとも銀行からも融資を引っ張りやすい時期になります。

資金を借りる必要がない今だからこそ、逆にお金を借りて、銀行との取引を開始しておく必要があるのです。返済実績を作り、銀行との信頼関係を築いておけば、いざ業績が落ち込んだときでも追加融資などに応じてくれる可能性が高いのです。

当ページでは、この辺りのお話を詳しく解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

すでに業績が落ち込んで資金繰りに困っているという方は、下記の記事を参考にしてください。

参考:資金繰りに困ったらスグに行くべき6つの相談窓口とは?

会社はなぜ倒産するのでしょうか?

事業が上手く回っていて、じゃんじゃん売上をあげていても、BS(貸借対照表)に売掛金だけが積み上っていくようではいけません。

売上は、回収できてはじめて、あなたの会社のものになるのです。

BS上の現預金が会社の「命の源」です。人間で言うならば血液のようなものです。

現預金が豊富にあれば、一時的に売上が落ちようとも、何らかの理由で営業ができなくなっても、それこそ震災などで営業所や工場が倒壊してしまっても、会社が潰れることはありません。

会社は手元に現預金が無くなり、支払い不能となった場合にのみ倒産します。

売上が落ちても、利益が無くなっても、会社は潰れません。

極端な話、現預金さえあれば例え売上ゼロの状況が10年続いても、会社は潰れません。

勘違いされている経営者の方は多いのですが、赤字だから倒産するわけではないのです。この点はよく覚えておいて頂ければと思います。

今は業績がよくても、会社経営はいつ何時、何が起きるかはわからないものです。

土地建物などの固定資産をたくさん持っていても、すぐに売れるとは限りません。

売上低下で資金繰りが急激に悪化したと仮定してみましょう。資産を持っている場合は、不動産を担保に入れて金融機関から融資を引っぱることもできますが、速効性はありません。最低でも融資実行までに1ヶ月は掛かります。

例えそれが借入金だとしても、現金は多めに持っておくに越したことはない。

投資(事業投資)は金融機関からの借入金で行うのが鉄則です。

無借金経営を良しとする経営者の方も多いのですが、現在の業績好調がいつまで続くかは、誰にも分かりません。

業績の良いうちに銀行からお金を借りておき、その資金で事業投資を行う。今、手元にある現金は、もしもの時の為に置いておくのです。

例えば、現在1000万円の現預金を持っている中小企業(飲食店業)の場合で考えてみましょう。

既存店舗の業績がうなぎ上りなので二店舗目を新たにオープンすることに。

新店舗の開設に必要な資金はざっと見積もって800万円。銀行融資を引っ張らずに、手元にある現金だけで新規店舗を開設(この時点で手元の現金は200万円になってしまいました)。

新規オープン当初は順調に売上も上がっていたが、昨今の人手不足でスタッフが定着せずサービスの質が低下、売上が徐々に落ちてきてしまいました。そんなとき、食中毒を出してしまい1ヶ月の業務停止。売上低下と食中毒で急激な資金繰りの悪化。ダブルパンチです。

食中毒の噂はあっという間に巷に広がり、営業停止期間が明けたあとも、客は戻ってこず。仕方なく、店舗の閉鎖を決意します。

既存店舗も営業停止の煽りを受け、赤字に転落。残りの200万円の現預金も残りわずかとなってしまいました。

この状況で、銀行はお金を貸してくれるでしょうか?答えはNOです。

この会社、このまま売上が戻らなければ早々に倒産の憂き目に遭うことでしょう。

これが、もし、銀行から1000万円の融資を引っ張った上で新規出店が行われていればどうでしょうか?

まだ、1000万円の現金は残っていますよね?銀行から借りたお金とは言え、1000万円の現金がありますので、事業継続は可能です。家賃や人件費等もひとまず借りていた1000万円から支払えますから、再起も可能ですよね。

銀行は晴れのときに傘を貸し、雨になったら取り上げる

業績が良いうちなら銀行はいくらでもお金を貸してくれます。

いくら業績が良いからといって今ある現預金を全て事業投資に使ったとして、それが成功するかどうかは誰にも分かりません。

事業経営は10戦して1勝できれば良い方です。ユニクロの柳井社長ですら事業は1勝9敗でも御の字だと言ってます。

事業投資で失敗して現預金がゼロになった場合。あるいは、ゼロにはならなくとも激減してしまった場合。その状況で更なるイレギュラーな環境変化(例えば、売上の激減、営業停止、売掛金の焦げ付き、天災など)を招いてしまったら、そこでジ・エンドです。

前述しましたが、現預金さえあれば会社は潰れません。

「今は業績がいいんだし、銀行からお金を借りる必要はない!利子も無駄だ!」

と考えている経営者の方も、これから新規事業を始める、あるいは、大きな設備投資をする場合は、現預金がゼロにならないように、新たに借入を起こし、その上で投資を行ってください。

資金調達能力を備えているときに、お金は借りておきましょう。

資金繰りに困ってから銀行に泣きついても、相手にしてくれません。

銀行へ支払う利子は、安心料、保険料として考えておけば問題ありません。これぞ「必要経費」ではないでしょうか?企業が生存していくための必要な経費です。

今現在、現預金が潤沢にあり、事業も上手くいっているなら、銀行は簡単にお金を貸し手くれます。日本銀行のゼロ金利政策で銀行は今お金を貸したがっています。しかも超低金利。優良企業にはいくらでもお金を貸したがっているのです。

企業の資金調達能力に関してはこちらのページでも詳しく解説しておりますので、合わせて参考にしてください。

参考:資金調達能力を上げておかないと企業は簡単に倒産する

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