今、中小企業経営者がやるべき仕事とは?

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今、中小企業経営者がやるべき仕事とは?

経営者の仕事

経営者の仕事は、極論、この2つだけです。

1.新しい仕事を取ってくる、あるいは新しい仕事を作ること。
2.会社の財務状態を正確に把握し、中長期的な財務の見通しを立て会社を潰さないこと。

いますぐ現場を離れましょう。現場仕事をしている場合ではありません。

(開業したての起業家は違いますのであしからず。スタートアップ時は一人で何でもかんでもやらなければ仕事回りませんので。笑)

今回は中小企業経営者向けの経営論になります。それでは、見て参りましょう。

1.新しい仕事を取ってくる、あるいは新しい仕事を作ること。

新しい仕事を作る?いやいや簡単に言わないでよ、それが一番むずかしいんだよと思われましたでしょうか。

はい、その通りです。

私も小規模ながら事業を経営しておりますので、仕事を取る、あるいは作るのがどれだけ大変かを身に沁みて感じてます。

ですが、仕事を増やさないことには事業は継続できません。

新しい仕事を作るには、情報収集が必須。当たり前です。ですが、当たり前のことを当たり前のようにできていない経営者が非常に多いのです。

情報がなければ、何のアクションも起こせまん。情報収集を行わずに閉じた情報しかない状況で新しい商品・サービスを開発しても、成功する可能性は0%でしょう。

万一その商品が当たったとして、場当たり的ですから次も続くとは限りません。

経営者の仕事は、1にも、2にも、情報収集です。

とはいえ、情報収集には様々な方法があります。

最も効率的な情報収集はといいますと、

です。

ライフネット生命の出口治明さんが教養を高める為に最も効率的な方法として、上記の3つを挙げられています。

本を読み、人に会い、旅をする。この3つの行動から得られる情報は、教養を高める為だけでなく、経営者が仕事を取るための情報収取方法としても、最も効率的です。

ご興味のある方はぜひ読んでみてください。

営業、マネジメント、現場仕事、雑務等、経営者の仕事は多岐に渡り、寝る暇も無いくらい働かなければならないと思っている方は多いと思います。

実際に多くの中小企業の経営者は何もかも一人で行わなければならないと勘違いして、毎日バタバタと忙しく動き回っています。

「会社の社長が社内の誰よりも働かなければダメだ!」「社員にも示しが付かない!」という考えをお持ちの経営者は本当に多いです。

これらの考え自体が悪いと言いたいわけではありません。

社内の誰よりも働いた上で、人と会い、読書をし、旅ができればそれが一番ですが、そうはいきません。時間は有限です。1日24時間、1年365日しかありません。

冒頭で申し上げた通り、社長の仕事は、会社の未来を作ることです。

新しい仕事を取ってくる、仕事を作ってくること。毎日会社にいなくても、仕事さえ取ってくればいいのです。仕事を作って持って帰ってきてくれればそれでよいのです。

つまりは、まず最優先事項として、その目的を達成する為の時間を確保しなければならないのです。

本を読み、人に合い、旅をする時間を自ら作り出さなければなりません。

どうやって時間に余裕ができるのか、答えは一つ。

「任せられる仕事はすべて人に任せる」

です。

営業、マネジメント、現場仕事、雑務等。

これら全ては人に任せることができます。経営者がやるべき仕事ではありません。

当然ですが、人と会うのを他人任せにすることはできません。

読書も旅もそうです。自ら本を読み行動に移さなければ得た知識は血肉になりません。また旅も百聞は一見にしかずです。自分の目で見、体験したリアルな情報でなければ、意味がありません。

経営者として会社の未来を作るため、知識、見聞を広め、そこで得た情報をもとにアクションを起こし、自己の会社に落とし込む。

これは経営者にしかできない仕事です。

2.会社の財務状態を正確に把握し、中長期的な財務の見通しを立て会社を潰さないこと

会社は現金がなくなれば、倒産します。

業績が落ちたからといって会社が潰れるわけではありません。現金がゼロになり支払いができなくなった時点でジ・エンドなのです。

たとえ借金が増え、累積赤字が増えても、現金さえあればなんとか会社は潰さずに済みます。

業績好調で売上も右肩上がり。そんな状況でもなぜか手元から現金がなくなっていくという現象が、事業を行っていると起こります。

会社の業績が良くても倒産してしまう、いわゆる黒字倒産です。

売掛金や在庫の管理が杜撰だと倒産の憂き目に遭いかねません。

資金繰りは経営者の仕事です。

現金は人で言えば血液のようなもの。血液が体の隅々まで循環しなければ、人は生きてはいけません。会社も同様です。

この資金繰りだけは、社内の人間に任せきりではなりません。また、税理士に任せきりでもいけません。

自分の体の健康を他人に任せることはできますか?

できませんよね?

資金繰りとは、健康状態の把握に他なりません。業績が良いときも、悪いときも常に資金繰りには注意しておく必要があります。

経営は予期せぬ出来事の連続です。予想通りに事が進むことは稀です。急な取引先の倒産、劇的な環境変化(自然災害等)による売上の大幅減。いくらでも起こり得ます。

仮に売上がゼロになってしまっても、3ヶ月~半年は営業ができるくらいの現金は常時持っておきたいものです。

参考:日本政策金融公庫から300万円を無担保・無保証で借りられるのか?自ら試してみました。

毎年右肩上がりの業績で利益が積み上がり現預金(内部留保)がどんどん積み上がっていってる状態であれば借入は必要ありませんが、そんな会社も稀だと思います。

一生懸命頑張っても税引き後利益は対売上数%という会社がほとんどでしょう。

会社の現金は、金融機関から借りることが可能です。

別に他者から借りたお金であっても、現金さえあれば会社は当面潰れませんからね。

中小企業の経営者自身が資金調達先である銀行、日本政策金融公庫などとは普段からコミュニケーションを取っておくことで、いつでもお金お借りられる状態にしておく、あるいは、今は現金が必要でなくてもひとまずお金を借りておくことも非常に重要になります。

未来を作るため、そして、会社を潰さない為に、経営者は存在します。

※中小企業経営者の方にオススメできる書籍の紹介もしております。当サイト運営者の行政書士の津田が書評を書いておりますので、お時間がございましたら、こちらもぜひお読み頂ければと思います。⇒小さな会社の社長の戦い方(書評)

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