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当ページでは、普通株式発行会社が新たに種類株式を発行するための株主総会議事録の雛形をご紹介しています。
発行する種類株式の内容を残余財産の配当を普通株式よりも優先して分配する「優先株式」を発行する場合の例です。
会社が破産した場合や解散(清算)した場合、残っている財産(残余財産)は、株主に対して均等に分配されますが、この優先株式を持っている株主は、普通株主に先立って残余財産の分配を受けることができます。
普通株式の株主より優先される変わりに「議決権」がないことが多く、どのように優先して分配するかは、定款で任意に設定することができます。
定款変更になりますので、株主総会の決議後、法務局へ変更登記申請を行います。
登録免許税は、「発行可能種類株式数及び発行する各種類株式の内容の設定」登記として3万円掛かります。
さらに詳しく→優先株式とは?メリットや発行方法を分かりやすく解説
臨時株主総会議事録
令和1年6月1日午前10時から、当会社本店において、臨時株主総会を開催した。当日の出席株主数ならびに株式数は下記のとおり。
株主の総数 1名
発行済株式の総数 200株
議決権を行使できる株主の数 1名
議決権を行使することができる株主の議決権の数 200個
出席株主数(委任状による者を含む) 1名
出席株主の議決権の数 200個
出席取締役
【代表取締役】神戸 太郎(議長兼議事録作成者)
定刻、代表取締役神戸太郎は議長席に着き、定款により議長たることを述べ、本総会の開会を告げ、本日の出席株主数およびその持株数、議決権数を前記のとおり報告し、定足数を満たしているので本総会は適法に成立した旨を述べ、直ちに議事に入った。
議案 定款一部変更の件
議長は、発行する株式の内容について種類株式発行に関する定めを置くため、定款第○条を次のとおり変更したい旨及び定款第○条を新設し、以下を1条ずつ繰り下げたい旨を提案し、その賛否を議場に諮ったところ、満場一致をもって承認可決された。
(発行可能株式総数及び発行可能種類株式総数)
第○条 当会社の発行可能株式総数は1万株とし、発行可能種類株式総数は、次のとおりとする。
普通株式 7,000株
甲種類株式 3,000株
(甲種類株式の内容)
第○条 甲種類株式は、残余財産の分配について普通株式に優先する。残余財産の分配について、甲種類株式の株主に対して普通株式1株に対する残余財産の○倍の分配を行う。なお、1株につき1円に達しない端数が生ずる場合は、その端数は切り捨てる。
議長は、以上をもって本日の議事を終了した旨を述べ、午前10時30分閉会を宣した。上記決議を明確にするため、本議事録を作成し、議長及び出席取締役が次に記名押印する。
令和1年4月1日
株式会社津田拓也事務所定時株主総会
議長 代表取締役 神戸 太郎
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